株でナンピンは絶対にダメ!元証券ディーラーが理由を徹底解説
遠藤 博文
いえいえ「ナンピン」は株式投資では 絶対にやってはいけない行為の1つ ですよ!
今日は「ナンピン」について解説していきますね!
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何故かというと、 「ナンピン」は損を拡大させる可能性が高い 行為だからです。
この記事を読み終わったときには、「ナンピン」の意味と「ナンピン」がなぜ損を拡大させる可能性が高いのかを理解することができます。そして、正しい投資方法を知ることができます。
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ナンピンとはなにか?
「ナンピン」とは、保有している銘柄が損をしている時に、同じ銘柄を追加購入(売りで持っている場合は追加売り)することによって、取得単価を平均化して下げる(売り増しの場合は上げる)行為のことをいいます。
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「難」=苦しい・辛いを
「平」=穏やか・安からにする
行為であって、戦略的手法というよりは苦し紛れに行なってしまいがちな投資行動ですね。前向きな行為ではありません。
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投資の世界では「下手なナンピン、スカンピン」というように、ナンピンという行為を安易に行わないよう戒める格言も存在しています。
ナンピンをすると損する3つ理由
- ナンピンは合理的ではないから
- ナンピンは逃げの投資であり、時間と資産を無駄に浪費してしまうから
- ナンピンは心理的負荷を増大させて思考停止に追い込み、大損を誘うから
ナンピンは合理的ではないから
損失を出している状態は、何かを間違えている状態 です。 その間違いを正さずに、ナンピンによって苦し紛れに平均単価を下げ続ければ何とかなるほど投資は甘くありません。
ナンピンは逃げの投資であり、時間と資産を無駄に浪費してしまうから
そもそもナンピンとは、株を買って儲けてやろうという前向きな気持ちで行うものではなく、平均取得価格を下げてその平均取得価格まで株価が戻ったら売却して損失を回避しようとする、 非常に消極的な投資行動 FXの始め方&やり方を徹底解説 です。
ナンピンは心理的負荷を増大させ思考停止に追い込み大損を誘うから
ナンピンをすると損をする理由として、 ナンピンをしてさらに株価が下がった場合、心理的な負荷がナンピンをする前よりも加速度的に増して思考が停止してしまう ことが多いからです。
ナンピンをしてしまう理由
- 人は損をすることが嫌だから(損失回避性)
- 自分が買った値段を基準にしてまう(参照点依存性)
- 損失に慣れてしまう(感応度逓減性)
人は損をすることが嫌いだから(損失回避性)
この「損失回避性」は、 人は 利 益を得る喜びよりも、損をして得る苦痛の方が2倍以上に感じてしま う 性質がある というものです。 そのため、買った株が損失を出し始めてもすぐに受け止められず、様子を見ながら 損失の決断を先延ばしにしてしまう のです。
2.自分が買った値段を基準にしてまう(参照点依存性)
これはプロスペクト理論の「参照点依存性」で説明できます。
この参照点依存性は、 人は損得を判断する基準が絶対的な水準ではなく、自分で決めた基準(参照点)からの変化の大きさによって価値を決める というものです。
本来、株はその企業価値に対して割安・割高を判断して買うべきです。しかし、ナンピンをしてしまう人は自分が最初に買った株価に対して、割安・割高を判断してしまいがちになるのです。
また、自分が最初に買った株価よりも安い価格でナンピン買いすると平均取得単価が下がります。
例えば、株価1000円で買った株が700円まで下がると、1株あたりの損失は300円です。
ここでナンピン買いすると、平均取得単価が下がって850円になるので、1株あたりの損失は150円になるのです。
3.損失に慣れてしまう(感応度逓減性)
これはプロスペクト理論の「感応度逓減性」で説明できます。
プロスペクト理論の「感応度逓減性」によると、人は 利得・損失の絶対値が大きくなにつれて、嬉しさ・悲しさの感覚が鈍っていく 性質があるといいます。
ナンピンとは違う分割買い
「ナンピン」に似て非なるものとして「分割売買」があります。
分割買いは、リスクをコントロールしながら機会損失を出さないようにするために行う、非常に積極的な投資手法です。
下げ局面における 分割買いは、一見するとナンピンと区別がつきにくいのですが、似て非なるもの です。それは、ナンピンと分割買いでは 投資行動の動機が全く違うものだから です。
分割買い
株の分割買いとは、買おうと決めた株を、投資ポイントを探りながら何回かに分けてその株を当初予定していた金額(株数)だけ買いつける投資手法です。
分割買いがナンピンと決定的に違うのは、 戦略的買い増しである ということであり、非常に積極的な投資行動であるということです。
分割買い | ナンピン | |
投資場面 | 上げ・下げ局面 | 下げ局面 |
投資行為 | 積極的(前向き) | 消極的(逃げ) |
目的 | 機会損失・リスクを回避 | 平均単価を下げて損失を回復 |
投資ルール | あり | なし |
ナンピンをしなくてすむたった1つの方法
ナンピンをしないために損切りをする
皆さんをナンピンから解放するたった1つの方法、それは 損切りをする という事です。ナンピンとは購入した株が下がった局面で無計画にするものですから、損切りさえできれば物理的にナンピンはできなくなります。
損切りをするため方法 2ステップ
ステップ1)損切りの値段を決める
損切りをするには、まず損切りをする値段を決めなくてはなりません。
損切りをする値段の決め方には色々な方法があります。 例えば、損失率や損失額を基準にする考え方です。
- 購入時点の株価から○%下落したら損切りする
- 損失額が○円になったら損切りする
損切りの例
- 購入時点の株価から◯%下落したら損切りする
- 損失額が〇円になったら損切りする
- 買値を下回っている
ステップ2)逆指値注文を入れる
逆指値注文とは、「 ○○まで上がったら買う 」「 ○○まで下がったら売る 」という注文が発注される 条件を設定しておく注文方法 です。
通常の指値注文の「○○まで上がったら売る」「○○まで下がったら買う」という発注条件とは逆なので、逆指値注文といいます。
下記画像は逆指値注文の例です。
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投資ルールがない これがそもそも投資で利益を出し続けられない原因です。
「なんとなく投資」をしてしまっている状態で、利益がでても損失がでても、振り返ってPDCAを回すことができない状態になっています。
とは言っても、何から始めればいいかわからないよ!
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