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流動資産って何

流動資産って何

財務諸表を読むことで、新規営業の開拓に成功した取引先の信用度や信頼性がある程度わかりますし、資産運用のために投資する企業の成長力や収益性も把握することができます。そのため、財務諸表を読むことができればビジネスで役立つでしょう。
前回『 財務諸表の種類と役割 BS、PL、CFを把握する 』は財務諸表の基礎として、財務諸表や貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書の概要を簡単にご紹介いたしました。今回はその続編として、貸借対照表のポイントを、経営分析によく使用される代表的な指標を参考にしながら説明していきます。

貸借対照表(BS)の見方と代表的な指標の解説| 経理を0から勉強するシリーズ 2

BSを理解


財務諸表を読むことで、新規営業の開拓に成功した取引先の信用度や信頼性がある程度わかりますし、資産運用のために投資する企業の成長力や収益性も把握することができます。そのため、財務諸表を読むことができればビジネスで役立つでしょう。
前回『 財務諸表の種類と役割 BS、PL、CFを把握する 』は財務諸表の基礎として、財務諸表や貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書の概要を簡単にご紹介いたしました。今回はその続編として、貸借対照表のポイントを、経営分析によく使用される代表的な指標を参考にしながら説明していきます。

■貸借対照表の見方

■資産の部の構成

そもそも財務諸表は経理部門の日々の会計処理(仕訳)の集合体です。それぞれの会計処理は“勘定科目”という単位で集計され、財務諸表に反映される仕組みとなっています。
その勘定科目は、貸借対照表グループと損益計算書グループに分けることができ、さらに細かなグループに属しています。ここでは貸借対照表のグループを見ていきます。
資産の部には次の3つのグループがあります。
・流動資産
・固定資産
・繰延資産
負債の部には次の2つのグループがあります。
・流動負債 流動資産って何
・固定負債
純資産の部には次の2つのグループがあります。
・株主資本
・株主資本以外の項目
流動か固定の区分は、“正常営業循環基準”や“1年基準”などの基準によります。
正常営業循環基準とは、営業の取引によって発生した資産と負債は流動資産(負債)に区分する基準です。そして区分できなかったものに対しては1年基準に適用します。これは、入金または支払いの期限が1年以内のものは流動資産または流動負債に区分する仕組みです。
では貸借対照表から読み取れる代表的な指標をいくつか見ていきましょう。
・手元資金での支払能力を知る流動比率と当座比率
流動比率
これは、流動資産と流動負債の割合を示す指標です。
流動比率 = 流動資産/流動負債 × 100
流動負債とは1年以内に支払うべき負債で、流動資産は1年以内に換金可能な資産です。抱えている短期の負債を短期の資産で支払ったらいくら手元に残るのかを表す指標です。一般的には200%が合格ラインとされています。
当座比率
流動資産の中には棚卸資産(商品や材料などの在庫)などもあり資金化するのに時間がかかるものも含まれています。そこで容易に資金化できる資産を当座資産というグループにまとめ、流動比率よりも手元資金の安全性を示す指標が当座比率という指標です。合格ラインは100%とされていますが、150%以上あればかなり安全だといえます。
当座比率 = 当座資産/流動負債 × 100

・長期的な安全性を示す固定比率
上記2つの指標は短期的な安全性を示すものですが、長期的な安全性・健全性を示す指標もあります。
企業の経営活動において製品の生産などを向上させるために設備投資は重要です。多くの企業ではこういった設備などの固定資産の購入には借入金などで賄うことが一般的ですが、自己資本、すなわち資本金といままで留保してきた利益の合計で充当するほうが健全であると考えられています。それが固定比率です。
固定比率 = 固定資産/自己資本 × 100
この比率は100%以下であることが望ましいとされています。

・財政基盤の安定性を示す自己資本比率
総資本に対する、返済の義務がない自己資本の比率を表します。この指標から、返済義務やそれに伴う金利負担などがどの程度あるのかを知ることができます。なお、総資本とは流動負債・固定負債・純資産の合計額です。
自己資本比率 = 純資産/総資本 × 100
40~70%程度であればよいといわれています。
このように、貸借対照表を見ることでさまざまな角度から「会社の財政状態」を知ることができます。決算書の読み方についてはたくさんの書籍が出ていますので興味のある方はぜひ読んでみてください。
次回は損益計算書の見方を解説していきます。

【図解】財務諸表 ~貸借対照表(B/S)の構造

固定資産は 有形固定資産無形固定資産投資その他の資産 の3つに整理されます。有形固定資産はその名の通り、建物のように形があり目に見えるモノですが、無形固定資産はソフトウェアのように目にみえないモノです。両者ともに、長期にわたり事業に使用する目的で投資されたモノです。投資その他の資産は上記以外の固定資産であり、たとえば事業で使用するためではない投資資産(有価証券)流動資産って何 流動資産って何 や長期貸付金などが含まれます。

有形固定資産は 減価償却 を通じて費用に振り替えられます。初めて簿記を勉強される方にとってはなじみが薄いこの減価償却ですが、ざっくり減価償却のイメージはこんな感じです(流動資産って何 下図をクリックしてください)。詳細はこちらから(「【図解でわかる】収益認識と実現主義~そもそも発生主義と実現主義と現金主義の関係って?」)

負債を図解して解説しています


負債は返済の必要な債務ですので、決算日から数えて将来的にお金の返済期日が近い順に上から並べられます。したがって、営業取引におけるツケ支払いである買掛金や支払手形などの仕入債務は流動負債に整理され、返済期日が決算日から数えて1年を超える借入金は長期借入金として固定負債に分類されます。

また、利息を支払う必要のある債務、たとえばリース債務や借入金や社債などを合わせて 有利子負債 とよびます。

純資産の部

純資産を図解して解説しています


純資産は資産と負債の差額です。会計基準の改定があり、純資産の部はややこしくなったと感じる方も多いかもしれません(私もそのうちの一人です)。とはいえ、結局のところ純資産の内訳をみれば株主資本が大部分を占めますので、その他は気にしなくても困ることはありません。

流動資産とは?決算書でよく使われる勘定科目をまとめて解説!

流動資産の見方とは?現金化しやすい資産がわかる!


今回は、資産の部「流動資産」でよく使われる勘定科目をまとめて解説していきます♪

資産の部「流動資産」とは

貸借対照表は、資産の部「流動資産・固定資産」、負債の部「流動負債・固定負債」、純資産の部「純資産」にわかれています。

このうち、資産の部の「流動資産」は、企業の財産のうち1年以内に現金化できる資産、もしくは営業サイクルにおいて発生する債権が当てはまります。

流動資産の見方

流動資産の中身

流動資産は大きく3つに分類され、上から 現金化のしやすさの順 で並んでいます。

  • 当座資産:現預金と特に現金化しやすい資産。「現金」「売掛金」「受取手形」「有価証券」など
  • 棚卸資産:企業が抱えている在庫。「商品」「原材料」「仕掛品(作り途中の製品)」など
  • その他の流動資産:「短期貸付金」「前払い金」「前払費用」など

流動資産の見方

それでは、流動資産の中身(当座資産・棚卸資産・その他資産)を順番に見ていきましょう!

当座資産とは

当座資産の見方

当座資産は、流動資産の中でも 特に現金化しやすい資産 を指し、「現金及び預金」「受取手形」「売掛金」「有価証券」などが当てはまります。

  • 現金および預金:紙幣・硬貨・銀行に預けているお金など
  • 受取手形:取引先から受け取った「お金を受け取る権利」を表した手形
  • 売掛金:商品を販売しその商品代金をまだ受け取っていないもの
  • 有価証券:売買目的で保有している株や、一年以内に満期を迎える債券など

現預金が多いほど資金繰りは安定する

当座資産の中でも 現金および預金が多いほど資金繰りが安定 します。

有価証券は保有目的で分類が変わる

  • 短期的な儲けを期待して保有する株式
  • 満期まで保有して利子を受け取る目的で保有する社債
  • 他の企業の経営(子会社や関係会社)に参加するために保有する株式

このうち、「流動資産」の有価証券に当てはまるのは、短期的な利益を得ることを目的とした資産です。配当金や値上げ利益を目的として保有している株のや、1年以内に満期を迎える債権などが計上されます。

棚卸資産とは

棚卸資産の見方

在庫は少なすぎても多すぎても良くない

在庫が少ないと、在庫を保管する倉庫代や、管理する為の人件費を抑えられるので会計上は有利です。しかし、買いたい人がいるのに商品が品切れで販売のチャンスを逃してしまうリスクがあります。

多ければ多いほど安全性の高まる現預金とは異なり、 棚卸資産は多過ぎると資金繰りに悪影響がでます。

在庫の適正水準は業種によって異なる

このように業種によって適正な水準は異なりますので、同業他社と比較して「売上に対する棚卸資産の割合が極端に多くないか?」に注目してみましょう。

その他の流動資産とは

その他の流動資産の見方

  • 短期貸付金:返済期限が1年以内の貸付金
  • 前払い金:内金や手付金など商品を受け取る前に支払う代金
  • 前払費用:まだ提供されていないサービスに対して先に支払った代金
  • 未収金:土地の売却代金など本業の商売以外で生じた未回収のお金

このうち、前払い金や前払い費用は、あらかじめ支払っているお金です。

貸倒引当金とは

貸倒引当金の見方

貸倒れとは、取引先の倒産などが原因で、 売掛金や受取手形を回収できない ことを言います。

貸倒引当金は、将来発生する貸倒れ損失に備えてあらかじめ費用を発生させておくという意味です。前もって引当金を発生させておくことで、将来回収できなかったときに費用を発生させずに済みます

※負債なので、マイナスの記号△をつけて「流動資産」に計上されます。

貸倒が発生する割合を見積もろう

そのため、貸倒引当金と売上債権の金額を比較することで、「 どの程度の割合で貸倒が発生しているか? 」を判断することができます。

貸倒引当金÷売上債権×100=売上債権を回収できなかった割合

貸倒引当金が計上されると利益が減る

ちなみに、貸倒引当金を計上すると、その分だけ損益計算書の費用として「貸倒引当金繰入額」が計上されます。

貸倒が多いとそれだけ企業の利益が減ってしまう ので、どのくらいの割合で貸倒れが発生しているかを知っておくことは大切です!

貸倒引当金と貸倒引当金戻入額の関係

  • 売上債権→販売費および一般管理費に計上( 営業利益 が減る)
  • 臨時的かつ巨額な売上債権→特別損失に計上( 税引前当期純利益 が減る)
  • 売上債権以外(貸付金・未収入金など)→営業外費用に計上( 経常利益 が減る)

貸借対照表のおすすめ分析ツール紹介

これにより、「どのような資産を多く保有しているのか?」や「流動資産と固定資産の割合」などを視覚的に確認できます♪

流動資産って何

すべての経理の基本となるのが「簿記」であり、その要となるのが「仕訳」です。
これは経理の仕事において、デジタル化が進んだ現在でも変わりません。
まず手始めに、経理作業の必須項目「仕訳」の基礎をマスターしましょう。

簿記がわかれば会社の実態がわかるようになる

20代後半になって、何か資格がほしいと思い、簿記の勉強を始めました。3級取得後、転職に成功。仕事が落ち着いたら2級も受験したいと考えています。
(経理1年目 女性)

簿記のゴールは決算書

5グループのなかに、いろいろな勘定科目がある

簿記は“お金やものの出入り”を記録する手段と説明しましたが、この一つひとつの “お金やものの出入り”のことを「取引」と呼びます。一般的に使う「取引」とは意味合いが 少し違うので注意が必要です。

簿記で扱う取引は、資産、負債、純資産、費用、収益の5つのグループに大きく分類されます。 言い換えれば、すべての取引は必ずこの5グループのいずれかに属するということ。 資産、負債、純資産は、「貸借対照表」にかかわる取引で、費用と収益は、「損益計算書」に 関わる取引です。

5つのグループをさらに細かく分けたものを「勘定科目」とよびます。たとえば資産のグループには、 「現金」「普通預金」「売掛金」などの勘定科目があり、資産の増減を示します。実際の記帳では、 勘定科目と金額をセットで記入することで、取引を記録します。お金の出入りだけでなく、「故障した 機械を廃棄した」といった“流動資産って何 ものの出入り”も取引となるので注意してください。

簿記で取引にカウントされるものとされないもの

簿記は取引を5つに分類する
5つのグループの関係を決算書で読み解く

どのような取引にも「原因」と「結果」がある

おこづかい帳や家計簿も簿記の一種ですが、これらは「単式簿記」で作られています。単式簿記とは、1回の取引を1つの項目で表す方法。 たとえば、「給与収入 20万円」という具合です。単式簿記の場合、1回1回の現金の出し入れは表現できますが、取引の結果は表現できません。 上記の例なら、「20万円の給与収入があった」という取引には「普通預金が20万円増えた」という結果がともないますが、単式簿記ではその片方しか表現できません。

どんな取引にも実は2つの側面(原因と結果)があり、両面を表さなければ、より正確な帳簿とはいえません。そこで、1つの取引を2つの側面から記録する方法が 「複式簿記」です。実際の作業としては、1回の取引を左右2つの項目に振り分けて、勘定科目と金額を記入します。このとき、左側の項目を「借方」、右側の項目を 「貸方」と呼び、どちら側にどんな項目を記載するかの、振り分け方のルールを「仕訳」といいます。

1つの取引を2つの面から見てみる

複式簿記と単式簿記の違い

「資産の合計 = 負債の合計 + 純資産の合計」

資産とは、会社の財産に当たる項目で、主に流動資産と固定資産に分かれます。流動資産は、 「預金」や「受取手形」などのように、1年以内に現金に換えることのできる資産のこと。 固定資産は、「建物」や「車両運搬具」など、1年以上使用する目的でもっている資産のことを指します。

貸借対照表と勘定科目

資産の主な勘定科目
流動資産って何 流動資産って何
勘定科目 該当するもの
現金 手元で保管している現金や現金の代わりになるもの。紙幣、硬貨、小切手など。
小口現金 少額の経費の支払いに使うため、手元に用意してある現金。
預金 銀行などの金融機関に預けている普通預金、当座預金、定期預金などのお金。
受取手形 取引において代金として受け取った約束手形や為替手形。
売掛金 商品やサービスを販売した代金を後払いで受け取る権利。
未収入金 本業以外で売ったものやサービスの代金を、後払いで受け取る権利。
有価証券 売買目的で所有している株式、国債、社債、投資信託などの金融商品。
投資有価証券 長期保有目的の債券(満期まで1年以上)、企業間の持ち合い株式など。
商品 販売目的で仕入れた商品。
原材料 製品を製造するために仕入れた材料、部品、燃料など。
仕掛品 製造途中・作りかけの製品。
貯蔵品 決算時点で残っている切手や収入印紙。
前払金 商品代金の一部または全額を前払いしたもの。内金、手付金など。
前払費用 まだ提供を受けていないサービスの代金の一部または全額を前払いしたもの。
貸付金 取引先や従業員などに貸したお金。1年以内に返済予定のものを「短期貸付金」、返済が1年より先のものを「長期貸付金」という。
仮払金 使いみちや金額が確定していない、一時的な支出。まだ精算されていない経理からの出金。
立替金 取引先や従業員に一時的に立て替えたお金。
建物 会社が所有している店舗や事務所、工場などの建物。
土地 会社が所有している駐車場や資材置き場などになっている土地。
車両運搬具 会社が所有している営業用の自動車や配送用のトラック、オートバイ、フォークリフトなど。
器具備品 会社で1年以上使う10万円以上の机やイス、パソコンなど。
消耗品 会社で日常に使用する文具やコピー用紙など。
貸倒引当金 売掛金、受取手形、貸付金などが回収できない可能性を考え、前もって見積もっておくお金。
減価償却累計額 毎期行った、減価償却費の合計金額。
負債の主な勘定科目
流動資産って何
勘定科目 該当するもの
支払手形 取引において代金の支払いとして発行した、約束手形や為替手形。
買掛金 代金後払いで買った、販売目的の商品やサービスの代金。
前受金 取引完了前に受け取った代金の一部または全額。内金、手付金。
預り金 後日、第三者や本人に支払うために、取引先や従業員から会社が預かった社会保険料、所得税、保証金などのお金。
立替金 取引先が負担するべき代金を代わりに支払ったり、従業員などに対し て一時的に金銭を立て替えたりしたときのお金。
借入金 金融機関や取引先に返済しなければならないお金。1年以内に返済するものを「短期借入金」、1年より先を「長期借入金」という。
社債 会社が広く一般から資金を集めるために発行した債券。
未払金 水道光熱費、支払手数料など、本業の取引以外で発生した代金のうち、金額が確定しているがまだ支払っていないもの。
未払法人税等 まだ納付していない法人税、住民税、事業税。
未払費用 継続して提供を受けているサービスの代金のうち、すでにサービスを受けたが代金を支払っていない分の金額。
退職給付引当金 将来支給する予定の従業員の退職金に備えて計上しておくお金。
前受収益 来期以降の分まで先に受け取ったお金。収益の繰延べのための勘定科目。
純資産の主な勘定科目
流動資産って何
勘定科目 該当するもの
資本金 会社を設立した・増資したときの出資金。
資本準備金 株主から集めた出資金で、資本金に入れなかったお金のうち、会社法で積立が義務づけられているもの。
利益準備金 会社が蓄えてきた利益のうち、会社法で積立が義務づけられているもの。
繰越利益剰余金 会社が蓄えてきた利益のうち、株主総会で処分内容を決めるもの。
別途積立金 特定の目的を定めずに積み立てるお金。
自己株式 自分の会社で保有している自社の株式。

収益から費用を差し引くと利益になる

次に、損益計算書を構成する収益と費用のグループの勘定科目を見ていきましょう。 収益とは、日々の企業活動によって得た収入のこと。代表的なものは、商品やサービスを 提供したときに入ってくる「売上」ですが、それ以外に銀行預金の「受取利息」なども収益に含まれます。 費用とは、会社が収益を獲得するために使ったさまざまな出費のこと。商品や原料を買うために支払った「仕入」、 従業員に支払う「給与手当」などです。

なお、収益と同じく日常でよく使われる言葉に「利益」がありますが、 簿記の世界ではこの2つの意味は区別されています。収益から費用を差し引いたものが利益(純利益)です。 つまり、「収益-費用=利益」の式が成り立ち、利益がプラスならば黒字、マイナスならば赤字となります。

会社設立のミチシルベのお役立ちコラム

『会社設立のミチシルベ』のノゾミです。
バランスシートは、経理業務を行わない人にとっては、あまりなじみがないものかもしれません。
しかし、バランスシートを見れば会社の状態がわかるため、経理担当者だけでなく、経営者や一般社員にとってもバランスシートの見方を知って活用することは、とても役立つことなのです。
この記事では「バランスシート」とはそもそもどのようなものなのか、バランスシートで何がわかるのか、そして正しい見方について解説します。

バランスシートとは?

バランスシートは、日本語の簿記用語では「貸借対照表」という名称です。
英語では「Balance sheet」で、日本語のビジネス用語でもバランスシートという呼び方のほうがわかりやすいために、バランスシートという英語の呼び方が定着しています。
バランスシートを略して「BS」や「B/S」と表記されることもあります。
企業の財務状態や経営成績をあらわす財務諸表のうちのひとつで、ある時点における財務状態を「資産」「負債」「純資産」であらわしたものがバランスシートです。

バランスシートの形式と書き方

バランスシートに書かれた内容を理解して活用するためには、バランスシートの形式・書き方を、少しだけ知っておく必要があります。
バランスシートを書くためには、まず日々の帳簿作成が必要になります。
この帳簿作成のことを「仕訳」と言います。
こうした仕訳業務は、現在では会計ソフトなどで簡単にできるようになっていますが、基本を知っておくとバランスシートを見て分析する際に、より理解することができるようになります。
「仕訳」は記載場所が左右に分かれていて、左側が「借方」、右側が「貸方」となっています。
たとえば現金100万円で不動産を購入した場合には、資産のプラスとして不動産100万円を左側の借方に記入し、資産のマイナスとして現金100万円を右側の貸方に記入します。
また、借入金として現金100万円を借りた場合には、資産のプラスとして現金100万円を左側の借方に記入し、負債として借入金100万円を右側の貸方に記入します。
こうした「仕訳」は、日々の業務のなかで溜まっていきます。
この溜まった仕訳をまとめたものが、「バランスシート」になります。
バランスシートの左側(借方)には「資産」が、右側(貸方)には「負債」と「純資産」が記載されます。
「資産」から「負債」を引いたものが「純資産」です。
バランスシートの左右(借方と貸方)の合計金額は、必ず一致しないといけません。

バランスシートでわかること

バランスシートは財務状況を「資産」「負債」「純資産」であらわしたものです。
「資産」とは、会社が持っている財産のことで、1年以内に現金化が可能な資産である「流動資産」、長期間保有することになる資産である「固定資産」、数年にわたって償却可能な資産である「繰延資産」など、資産の状態によってもさらに分けることができます。
「負債」とは、他から金品を借り受けて、返済の義務を負うこと、借りた金品、借金のことです。
負債は他人資本と呼ばれることもあります。
1年以内に返済が必要な負債は「流動負債」、返済期限が1年以上の負債は「固定負債」と分けることができます。
「純資産」とは、会社が持つ資産のうちの、負債以外のもののことを言います。 流動資産って何
負債が他人資本と呼ばれることに対し、純資産は「自己資本」とも呼ばれます。
バランスシートを見れば、資産、負債、純資産など、会社の財務状況が簡単にわかることになります。
「純資産」がマイナスであれば、会社は債務超過の状態にあり、倒産リスクも考えられます。
また、反対に「純資産」が多い場合には、会社の経営状態は安定していることがわかります。

バランスシートの正しい見方

自己資本比率を見る

バランスシートは「資産」「負債」「純資産」の3つの要素であらわされています。
「純資産」÷「資産」×100を計算することで、資産に対する純資産の割合を示す「自己資本比率」を出すことができます。
「自己資本比率」は会社の安全性を見るための指標となります。
一般的には、自己資本比率が40%以上あれば、その会社の財務状況は安定していると判断できます。

流動比率を見る

「流動資産」÷「流動負債」×100を計算すると、「流動比率」を出すことができます。
「流動比率」も、「自己資本比率」と同様に会社の安全性を見る指標となるものですが、「流動比率」は、とくに短期的な支払能力を判断するために用いられます。
「流動比率」とは、流動負債と流動資産の比率をあらわしたもので、「流動比率」が低ければ短期の負債に対して現金化しやすい資産が少ないことになり、資金繰りが厳しくなる可能性が懸念されます。

客観的に見る

自社の経営状態は、内部にいれば肌で感じられるかもしれません。
しかし、顧客や投資家のような外部の人間の場合には、バランスシートを含む決算書からしか経営状態を知ることができません。
顧客や取引先の信用を得て会社を成長させていくためには、「自社が客観的にどう見えるのか」は重要な要素です。
自社のことはわかっているつもりでも、ぜひ自社のバランスシートをチェックして、経営状態を客観視しましょう。

バランスシートとは何か、形式や書き方、その意味や用途、バランスシートの見方やバランスシートで何がわかるのかをご説明しました。
経理担当でないとなじみがなくて、わかりにくそうに感じるバランスシートですが、「財務状況をわかりやすくまとめたもの」です。
少しだけ見方を理解すれば、会社の経営状態を見るために大いに役立ちます。
とくに会社を設立して経営者になる方の場合には、自身の会社の経営状態が簡単にわかる、とても便利で心強いツールです。
それほど難しいものではありませんので、会計士や経理担当に丸投げにするのではなく、ぜひご自身でバランスシートを活用できるようにしましょう。

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