FXおすすめ本35選!初心者が絶対に読んでおきたいものを厳選
FX入門・初心者
FXを勉強するのに おすすめの本 って何だろう?
どんな風に FX本を選べばよいの かしら?
- FX本選びのポイントや注意点
- 【入門編系】おすすめFX本
- 【テクニカル分析系】おすすめFX本
- 【ファンダメンタルズ分析系】おすすめFX本
- 【メンタルや相場心理系】おすすめFX本
- 【取引ノウハウ系】おすすめFX本
- 【amazonの売れ筋ランキングで選ぶ】おすすめFX本
- 結局のところ何の本がおすすめ? おすすめFX本
- FXの正しい勉強方法はまず本で全体像を把握すること
本記事を読めば、取引レベルに応じておすすめの本を紹介しているため、あなたにピッタリのFX本を見つけることができます。
FX本選びで初心者が失敗しないためのポイントや注意点
まず、おすすめのFX本に行く前に、 失敗しない ためのFX本の選び方を紹介します。
おすすめされた本を購入しても、自分にあっているかどうかはわからないものです。
FXの何を勉強したいのかを明確にする
まず、自分はFX本で 何を勉強したいのか を明確にしましょう。
- 入門編系
- テクニカル分析系
- ファンダメンタルズ系
- 取引ノウハウ系
- メンタルや相場心理系
自分のスキルに合ったFX本を選ぶ
各FX本はそれぞれ難易度が異なるため、自分の スキルに合った FX本を選びましょう。
初心者の方が上級者向けのFX本を読んだとしても、専門用語や難しい表現など理解できず読んでも意味が分からないはずです。
たくさんのFX本を読む必要はない
なぜならば、 ノウハウコレクター となり、結局どれも中途半端になってしまうから。
たくさんの本を購入するのではなく、各種類の本を1冊から2冊程度を読み、しっかりと自分のものにすることが大切です!
【入門編系】初心者におすすめのFX本7選
一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った「FX」入門 改訂版
めちゃくちゃ売れてる投資の雑誌ザイが作った 10万円から始めるFX超入門 改定版
世界一わかりやすい!FXチャート実践帳
日本一カンタンな「FX」で毎月20万円を稼ぐ本
元メガバンク為替ディーラーが教えるFX超入門講座
マンガでまるっとわかる!FXの教科書
世界一シンプルなFXの超入門書
【テクニカル分析系】初心者におすすめのFX本6選
FX チャートリーディング マスターブック ~為替のプロが実践する本当に勝てるワザを大公開!
ずっと使えるFXチャート分析の基本
〈相場に勝つ〉ローソク足チャートの読み方
先物市場のテクニカル分析
高勝率トレード学のススメ
ラリー・ウィリアムズの短期売買法【改定第2版】
【ファンダメンタルズ分析系】初心者におすすめのFX本7選
カリスマ受講講師細野真宏の経済ニュースがよくわかる本 世界経済編
為替相場の分析手法ープロが教えるマーケットの読み方
第6版 投資家のための金融マーケット予測ハンドブック
新版 ソロスの錬金術
カリスマ受講講師細野真宏の経済ニュースがよくわかる本 日本経済版
イチからわかる!FXファンダメンタルズの読み方・使い方
ずっと稼げるロンドンFX
【メンタルや相場心理系】初心者におすすめのFX本5選
ゾーン — 相場心理学入門
デイトレード
投資苑2 トレーディングルームへようこそ
FX必勝シリーズ「メンタルトラブル対策術」
トレードの教典
【取引ノウハウ系】初心者におすすめのFX本7選
ガチ速FX 27分で256万を稼いだ”鬼デイトレ”
FX 5分足スキャルピング――プライスアクションの基本と原則
東大院生が考えたスマートフォンFX
インターバンク流FXデイトレ教本
スイングトレード入門ー短期トレードを成功に導く最高のテクニック
損切りと利食いのテクニック
簡単サインで「安全地帯」を狙うFXデイトレード
【amazon売れ筋ランキングで選ぶ】おすすめのFX本3選
第1位:父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え
第2位:FXデイトレード・スイングトレード
第3位:【勝率87.5%】鉄壁FX月収35万ディフェンス強すぎトレード
結局のところ何がおすすめなの?
FXの正しい勉強方法はまず本で全体像を把握すること
まずは、「一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った「FX」入門 おすすめFX本 改訂版」あたりを読み、全体像を把握することから勉強しましょう。
インターネットよりも本で勉強するほうがおすすめな理由
- お金を出すから学ぶ姿勢が変わる
- 内容が詳しく書かれていてわかりやすい
また、インターネット情報では多くても10000文字くらいの情報しかないため、本に比べると情報量に差が出てしまいます。
FXで勝ち組になるためのレベル別おすすめ本17選
– 2015/2/17, 田畑 昇人 (著)
2-3. プロが教えるFXの実践的な手法
– 2013/10/10, 岡安 盛男 (著)
3. テクニカル分析を勉強したい人が読むべき本2選
3-1. テクニカル分析の教科書と言われている本
– 1990/5, ジョンJ.マーフィー (著)おすすめFX本
3-2. テクニカル本の聖杯に匹敵
– 2010/10/1 井上義教・株式会社オスピス (著)
4. ファンダメンタル分析を勉強したい人が読むべき本2選
4-1. 「ファンダメンタル分析を勉強するならまずはこれから」といえる一冊
– 2012/3/22 横尾 寧子 (著)
単に用語の解説だけに終わらず、人気トレーダーの著者が「 どの指標を使ってどのようにファンダメンタル分析を行っているか 」という自身の手法まで紹介してくれていて非常にわかりやすい本 です。
書名の通り、 イチからファンダメンタルズを勉強したいという初心者におすすめ です。
4-2. プロのファンダメンタル分析が学べる至高の一冊
自らの経験をもとに特にヨーロッパ時間で稼ぐことを目的としたフ ァンダメンタルズの読み解き方や実践的な使い方までを紹介した、 実践的なファンダメンタル分析を勉強する上で非常におすすめな一 冊。
5. トレードスタイル別おすすめ本7選
5-1. スキャルピング向け2選
スキャルピングの基本から実践まで学べる入門書
– 2011/6/24 二階堂 重人 (著)
本格的なプロの実践テクニックを学べる良書
2012/11/17 ボブ・ボルマン (著)おすすめFX本 おすすめFX本
5-2. デイトレード向け2選
元外資系銀行為替ディーラーからインターバンク流トレードを学べる貴重な一冊
テクニカル分析でデイトレードする一つの手法が学べる良書
– 2013/11/16 齊藤トモラニ (著)
5-3. スイングトレード向け2選
勝ち組になるための投資哲学から独自の必勝テクニックまで紹介された価値ある一冊
– 2005/11/17 田平 雅哉 (著)
内容の網羅性が圧倒的な教科書的専門書
– 2004/10/31 アラン ファーレイ (著), 鎌田 伝 (翻訳), 高本 義治 (翻訳), 二宮 正典 (翻訳)
5-4. 長期投資(スワップポイント狙い)向け3選
長期投資に必要なほぼすべての知識が学べる至高の一冊
– 2012/1/20 結喜たろう (著), 北山広京 (監修)
長期投資の際に最も重要な「リスクヘッジ」について学べる
統計学的アプローチでリスクを減らしながらスワップ金利での運用が学べる王道本
6. 色々と勉強して相当の知識はあるのになかなか勝てない人が読むべき本3選
6-1. 16人のトップトレーダーの成功の秘訣
− 2001/8/1, ジャック・D. シュワッガー (著), 横山 直樹 (著)
【レベル別】FX初心者必読!おすすめ入門本10冊【2021】
基礎知識
初心者のうちは、色んなサイトをネットサーフィンしてごちゃ混ぜな取引手法を身につけるよりも、プロトレーダーが執筆&監修した入門本でバシッと 体系的に学んでいく おすすめFX本 のがおすすめですよ(FXサイトにこんなことを書くのも恐縮ですが)。
これからFXを始める予定の方〜中級者におすすめの本も厳選して10冊紹介します!
これからFXを始める方におすすめの入門本 3冊
一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った「FX」入門
2009年が初版という歴史ある本で、なんと 累計26万部のベストセラー! おすすめFX本 こちらは2017年に出版された改訂版です。
FX超基本〜プロトレーダーの手法まで丁寧に解説されていて、初心者は必読の一冊!イラストや図解も多く、読みやすさもバツグンです。
めちゃくちゃ売れてる投資の雑誌ザイが作った 10万円から始めるFX超入門
あなたが「少額から始めて、コツコツ知識や技術を身につけていきたい」という場合、特におすすめですよ。
こちらの本のタイトルには「10万円から始める」とありますが、1000通貨単位であれば 約4000円からFX取引ができます 。
ただし!1000通貨以下のFX口座の場合、初心者が気づきにくいデメリットが潜んでいる場合もありますので注意してくださいね。
少額で始めたい場合は、「少額(1000通貨)対応のおすすめFX会社・口座一覧」もご覧ください。少額OKのFX口座について、デメリットやリスクについても解説しています。
マンガでまるっとわかる! FXの教科書
「FXの勉強をしたいんだけど、読書はちょっぴり苦手…」という方には、こちらのマンガ本がおすすめ!
FXの基礎知識はもちろんのこと、テクニカル分析の方法なども詳しく解説されています。
初心者〜中級者におすすめのFX本 7冊
東大院生が考えたスマートフォンFX
大学在学中にFXを始め、9か月で50万円を 1000万円 にまで増やした田畑昇人さんの本。田畑さんは以前、テレビ番組「人生が変わる1分間の深イイ話」でも特集されていました。
なんと田畑さんは、スマホメインで取引しているのです!
ゾーン — 相場心理学入門
こちらは投資界では超有名な相場心理学の入門本。
初心者の方はピンと来ないかもしれませんが、FXなど投資の世界ではテクニックと同様にメンタル面も非常に重要なのです!この本の著者マーク・ダグラスも、冒頭でこのように断言しています。
多くの初心者は、損切りができないなどの心理的な要因によって負け続けるのが一般的。こちらの本は基礎固めをしてから読むよりも、総合的な入門本と同時並行して読み進めていくのがおすすめですよ。
こちらの本は3,000円以上するのですが、Kindle Unlimitedの30日間無料体験を利用すれば、続編の「ゾーン 最終章」も合わせて無料で読むことができます。
FXのおすすめ本ランキング アマゾンで良書発掘の仕方
「え? 誰?サンチャゴって?」という異色な本が1位に選ばれました。
しかも、キンドルでの自費出版で、値段も121円という破格の値段。怪しさ120%の本ですが、並みいる初心者本に比べてもダントツの高評価です。
ちなみに、著者のサンチャゴ氏は、調べたところブログを中心に活動しておりFX関連の商材を扱っています。しかし、通常、商材の宣伝のために書かれたものの場合、星5つと星1つが両極端にあらわれるC型のレビュー分布になるのですが、この本に関しての否定的レビューは「著者が商材を売っているから」という理由のレビューのみ。
実際、購入して読んでみたところ、初歩的なことが網羅されているのによく整理されていて、この書籍を自費で作ってしまう著者に、なみなみならない才能を感じます。
また、初心者本では、普通語られない「誰が相場を動かしているのか?」という点を中心に著述されていて、初心者が相場に対して肌で感じるギモンに、まじめに解答を出している良書といえます。
第2位 めちゃくちゃ売れてる投資の雑誌ザイが作った 10万円から始めるFX超入門 改定版
相場に触れたことのない全くの素人に対して作られた本で、基本用語などを、ていねいに解説しています。
レビュー評価も「わかりやすい!」という初心者本としては最高の評価を受けています。
低評価のレビューでは、内容の薄さを指摘する声があるものの、初心者向けである以上、仕方ない面もあります。
第3位 改訂 確実に稼げる FX 副業入門
どちらかというと、トレードの手法寄りの本です。
帯には「1年で30%の利益を出し続ける法則」という景気のいい文言が並んでいますが、本の主題としては「負けない手法」を学ぶもの。レバレッジや資金管理についての記述も厚く、勘でトレードを始めてしまった初心者トレーダーには、リスク管理を学ぶオススメ教材という評価です。
しかし、実際にトレードの手法として、そっくり真似しても勝てないという低評価レビューもいくつか。
本のタイトル | レビュー総数 | 星レビュー平均 | レビュー分布型 |
---|---|---|---|
一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った「FX」入門 改訂版 | 22 | 3.8 | C型 |
東大院生が考えたスマートフォンFX | 99 | 3.6 | C型 |
30年間勝ち続けたプロが教えるシンプルFX (SPA!BOOKS) | 48 | 3.6 | C型 |
FXらくらくトレード新入門 | 20 | 4.1 | F型 |
羊飼い超ど素人が極めるFX | 35 | 3.3 | C型 |
○○が書いた~ ランキング
- 元メガバンク為替ディーラーが書いた~
- 1か月で○億円稼ぐトレーダーが書いた~
- 世界三大投資家の○○○が書いた~・・・etc
世紀の相場師 ジェシー・リバモア
タイトル | 世紀の相場師ジェシー・リバモア |
---|---|
著者/翻訳 | リチャード スミッテン/ 藤本 直翻訳 |
出版社 | 角川書店 |
Amazon価格 | ¥2,376 |
ジャンル | ○○が書いたFX本 |
ジェシー・リバモア本人が書いたわけではなく、伝記というスタイルでジェシー・リバモアの投資スタイルについて、彼の生涯とともに追った本です。
しかしながら、読む人にとっては強烈に印象に残る本のようで、「生涯トレーダーとして人生を全うするということがどういう意味か学んだ!」という軒並み高評価。
翻訳も評価が高く、読み物としても、トレーダーに示唆を与える教則本としても大変優れており、世間で名著と呼ばれるのにふさわしい星評価です。
一時期、Amazonが在庫切れでしたが、その時には、この本はプレミアがついたそうです。
低評価レビューは、「投資手法の本かと思ったら伝記だった」というレビューが中心なので、その点だけ注意すれば文句なしの良書といえるでしょう。
第2位 おすすめFX本 マーケットの魔術師
魔術師(ウィザード)とは、相場の用語で凄腕トレーダーを指し、わずかなお金から巨万の富を作り出す様が、まるで無から有を作り出す魔術師のようだということでついた呼び名です。
この本は、ジャック・シュワッガー氏が、そんな魔術師16人と1人の心理学者にインタビューをしていくという構成になっています。
実際に証券会社に勤めているようなディーラーにも評判がよく、相場の本質を教えてくれるというレビュー評価が多くありました。インタビュー集なので、はっきりとした評価はつけづらいですが、簡単な言葉に翻訳されて読み物としての評価も得ている点で、第2位に推薦します。
過去の大物トレーダーが「どのような心理状況で、どうやって利益を積み重ねていったか」を追体験することは、自分のトレードスタイルにも良い影響があるでしょう。
しかし、評価レビューにはいくつか難点もあげられており、やや古い本なので大物トレーダーが語ってる手法を実践することはできず、長々と自慢話を聞かされている気持ちになるという評価もありました。
第3位 反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方
「ブラック・スワン」、「まぐれ」とヒット作を連発しているナシーム・ニコラス・タレブによる最新作である「反脆弱性(上)・(下)」。 おすすめFX本
「反脆弱性」とは著者の造語で、脆弱の反意語で頑健とはちがい、ストレスを与えれば与えるほど強くなる、という意味だそうです。「不確実な世界を生き延びる」には「反脆弱性」が必要だと著者は、さまざまな事例(ストーリー)を用いて繰り返し述べています。
アマゾンでの評価は非常に高いものの、書籍としては難解な印象。
しかし、レビューの中にある「ぐいぐいと惹き込まれるタレブ節に病みつきになる」という言葉を文字通りに受け止めれば、読み物として完成度の高さをうかがわせます。
翻訳者は、前々作、前作と同じ望月衛氏がつとめており、読むとハマりそうな本です。
ちなみに、星3以下の低評価はありません。
【初心者必見】FXおすすめ本13選!現役トレーダーが厳選する絶対に読むべき本を徹底解説!
素人からでも学べる”超”入門書ですが、知識の量としては「これくらい」で十分だと思います。あまり知識を多く学びすぎると「迷い」が生じますので、あとはトレードの実践を積んで相場勘を磨いていく事が重要です。
新刊本で興味があり買ってみました。2017年に株と2019年に仮想通貨は既に出版済み、という事で今回はFXです。主人公は同じ倉森琴音。本書は「一般的な入門書にマンガを足したもの」です。Part1からPart6まであり、1つのPartごとに説明部とマンガ部が分離して構成されています。
説明部は基礎知識が中心となります。1Partごとにマンガは数ページで、あとは説明部分で占められます。マンガは1割以下です。他本「ゼロから始める~」のほうは殆どがマンガで構成されており、基本的にマンガ内でFXについての説明がされています。
本書の厚さは約1.6㎝で通常のFX本よりも少し厚いです。他本のゼロから始める~は約1.2㎝です。金額は55円の差しかありませんが、本書のほうがボリューム感はありますのでオトク度が高いです。ただし、気軽に読めるのは「ゼロから始める~」のほうだと思います。
本書を手に取ると「よし、読むぞ!」という感じですが、ゼロから始める~のほうはマンガ主体で「気軽にサッと読めて軽い」感じです。内容の情報量の多さは本書のほうですが、読むのに少し気合が必要です。既に他の入門書を何冊も持っている人なら、大半の事は知ってると感じるでしょう。しかし、相場で勝つ秘訣は他の多くの本で書かれている内容にこそ潜んでいるものです。
知識として「知っている」と 実際にトレードが「できる」は違います。つまり、上昇トレンドに乗る、下降トレンドに乗る、トレンド転換を見極めれば容易に稼げる、といった基礎を「実際にトレードできる」ようになれば利益を得られるようになるのです。これらを目指してトレードするだけで損小利大が実現できます。
トレードは技術職ですので、外国語会話の習得,スポーツ競技の習得、楽器演奏の習得 と似ており、多くの練習を行いながら経験を積んで上達していく職種です。よって「本を読んだけど勝てない」のは当然です。一朝一夕には上達しないのが技術職なのです。
私が重要だと感じたのは「Part3 テクニカル分析の技を磨け!」と「Part6 FXで勝てる人、勝てない人」です。特にPart6はメンタルについてです。「FXで勝てない人のタイプ」など重要な点が記載されている。性格によって、早くコツを掴んで勝てるようになる人もいるし、月日が多く掛かってしまう人もいる。
また、Part6にはファンダメンタルズについても書かれている。入門書なので有益な手法などは書かれていませんが、Part3を良く理解する事が重要です。実際に私が使っている手法も 最初に買った入門書の知識を応用しているだけなので、基礎だけでもトライアンドエラーを繰り返しながら自分なりのトレード方法を構築できれば良いのです。
また、仕事があってチャートを長く見ていられない兼業トレーダーには、簡易的な自動売買のIFD注文が有効です。通貨ペア1日あたりの値幅を考慮して設定すると良いでしょう。明確なトレンド相場では、連続してIFD注文を設定しておけば設定どおりに自動で売買されます。巷には連続したIFD注文を応用してトレードする手法もあるくらいです。
本書が他の入門書と少し違うと思った点は「両建て」を紹介している事です。「両建てが効力を発揮するのは大きな経済指標の発表時です」と書かれている。上がるか下がるかドチラかわからないときに両建てするという。このとき、含み損のほうを損切して含み益のほうを伸ばす。
確かに経済指標などの発表時は短時間で変動率が高まるし、大きな経済指標の発表からトレンド転換やトレンドの再加速の現象も起きる確率が高いので場合によっては効果があるかもしれない。プラスマイナスゼロになるので意味が無いという人もいますが、両建てを上手く使いこなす事で利益が得れる。
例えば、前日に100pips以上も上昇したので「今日は下がるかも」と考え、移動平均線の位置や長い時間足のトレンドラインを考慮せずに値幅だけで判断して売りエントリーだけしてしまうと、トレンドが継続して更に上昇する事があります。
逆の場合もあります。前日に100pips以上も下降したので「今日は上がるかも」と考え、移動平均線の位置や長い時間足のトレンドラインを考慮せずに値幅だけで判断して買いエントリーだけしてしまうと、トレンドが継続して更に下降する事があります。このような場合に両建てエントリーして含み損のポジション手仕舞いして利益を伸ばす事もできます。
本書で、とても残念に思う点は 他のFX本と同様に「待つ」我慢と忍耐の重要性について書かれていない事。有利な位置まで待ってエントリーし、有利な位置でエントリー出来たら利益が増えるまで待つ。ログインして直ぐにエントリーできる「有利な位置」になっている場合は稀です。
ログインしても中途半端な位置ならば無理にエントリーせずに待ちましょう。トレードでは 利益を容易に得られ 損切りになり難い位置まで待つ事が重要です。練習せずに開設したばかりのリアル口座に多額の資金を入れて始めてしまう人が多いのも 利益を得るまで待てないからです。
是非とも「待つ」我慢と忍耐の重要性についても書いてほしい。たまたま数十分で1日分の利益が得られる事もあれば、エントリーに有利な位置まで数時間も待ち 利益が得られるまで更に数時間もかかる日もあります。トレードの本質は「待つ」我慢と忍耐の連続です。
有利な位置まで待つ我慢と忍耐が出来ずに、自分の都合の良い時間内に必ず利益を得たいと思うから、多くの人は不利で中途半端な位置なのにエントリーしてしまい 結果的に負けるのです。多くの知識を得なくてもコツを掴んで有利な位置まで待てばFXは勝てます。
FXに限らずトレードは「有利な位置まで待てるか」「有利な位置でエントリー出来たら利益が増えるまで待てるか」が重要になってきます。トレードは「魚釣り」に例えられます。
しかし、大半のトレーダーは有利な位置まで待てないでエントリーしたり、エントリー後は1分足など短い時間足ばかり凝視して僅かな反転で焦って決済して利益を伸ばせません。
1分足でトレードしている人は5分足と15分足も同時に表示してみる。5分足でトレードしている人は15分足や30分足も同時に表示してみる。チキン利食いが多く利益を伸ばせない人は、時間足を少し長くしてみましょう。
表紙帯に「FXはギャンブルです」とありますが、トレードは技術職なので経験を積めば上達していくものです。つまり、トレードはギャンブルというよりも技術職です。確かにギャンブル的な要素はありますが、運よりも技術力を高めた先に成功が待っている職種だと思います。
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