各項目の説明は下記をご確認ください。
半導体不足は長期的トレンドと捉えるべき
コロナウイルスの世界的感染拡大で様々な課題が噴出していますが、中でもグローバルサプライチェーンの潜在的脆弱性が注目されています。この問題は明らかに半導体業界にも当てはまります。半導体業界は参入障壁が極めて高く、技術競争が激しく、設備投資計画から生産開始までに要する時間が長く、少数の大手企業が圧倒的な市場シェアを有しています。同時に、自動車、個人向けエレクトロニクス製品、家電製品など、一部の業界は最新の製品で半導体への依存度を高めています。コロナウイルスの破壊的な影響で生産に遅れが生じていることから、半導体の順調な供給を当てにしている業界は悪影響を受けています。例えば、自動車業界は、2021年の供給不足で売上高は610億ドル減少する可能性があります 1 。この問題は、政府が関与を強め、短期的にボトルネックを解消するだけでなく、将来的な混乱を防止し、長期的な半導体サプライチェーンの安定性確保のための政策を策定するといったところまで拡大しています。
重要なポイント:
- 半導体の設計では米国が世界をリードする一方、生産では韓国と台湾がリードしています。半導体サプライチェーンの一部における地理的な偏りは、世界的に地政学的リスクが高まる中、極めて重大な脆弱性を露呈することになります。
- 半導体は、設計に多額の研究開発費が必要であること、効率的な半導体工場の建設には巨額の投資と時間が必要であること、参入障壁が高いことなど、いくつかの理由から、短期間での生産調整は困難です。
- 各国政府は、半導体不足がもたらす経済的リスクと地政学的リスクに注目しており、その軽減のための短期的、長期的な対策を講じつつあります。
- 一方、5G、AI、クラウドコンピューティング、電気自動車や自動運転車などの急成長産業における破壊的技術は、半導体の長期的な需要を押し上げています。
- 世界の政策当局は半導体生産を国内回帰させ、海外、特に地政学的に競争関係にある国への依存を減らすための選択肢を模索しています。
供給サイド
- 半導体の設計には多額の研究開発費が必要
- 半導体生産拠点の地理的な偏り
- 工場の新設または受注の調整が困難
半導体の設計
半導体生産
世界における米国企業の生産能力は台湾および韓国の43%とは対照的に、12%にすぎないにもかかわらず、米国企業はファブレスビジネスモデルによって、世界の売上高のほぼ半分を占めています 3 。台湾および韓国の半導体企業の中でも、TSMCとサムスンは世界最先端の半導体を生産できるファブを持っていることから、この分野で圧倒的な支配力を有しています。
サプライチェーンの硬直性
現在の半導体不足が示すように、半導体工場が外的ショックに対応して生産量を調整するのは困難です。需要増に対応して新たに工場を建設するというのは、巨額の投資と時間が必要であるため、短期的な混乱に対する現実的な解決策ではありません。生産する半導体の品質にもよりますが、工場を建設し、フル稼働に持ち込むには24か月から42か月程度が必要であり、投資額は17億ドルから54億ドル前後に及びます。 4 半導体は微細化と工程の複雑さが進んでおり、必要投資額はますます増大しています。加えて、注文にはリードタイムが必要であり、急な要請があっても、そう簡単に生産を直ちに開始できるわけではありません。リードタイムはすでに十分に長期化しているうえに、コロナウイルスの感染拡大でさらに長くなっています。伝えられるところでは、2021年1月から4月にかけてのリードタイムは平均75%長期化しており、一部の顧客では52週も長期化しています。 5 製品に半導体が必要な場合、半導体在庫が多すぎたり少なすぎたりしないよう、発注と適切な生産量との間のバランスを取る必要があります。
供給サイドにおける問題発生原因
新型コロナウイルスの感染拡大が始まると、世界の半導体企業は外出禁止令で工場閉鎖を余儀なくされました。ロックダウンにもかかわらず、半導体企業には少しばかりの自由裁量が与えられました。武漢での都市封鎖の真っただ中、YTMCやXMCは操業を続けることができました。 6 需要の異常な変化に直面して、半導体企業は生産を十分迅速に調整することができませんでした。
需要サイド
2020年9月に遡ると、この時点では、自動車販売台数はコロナウイルス感染症拡大前の水準に近づいており、メーカーは生産を増やす必要がありました。問題は最新の車を動かすには半導体が必要であり、このため半導体不足は容易に生産に悪影響を及ぼします。最新の車は数百個の半導体を使用することがあり、自動車の進歩に伴いその数は増え続けています。 7 1台の自動車に搭載される半導体の平均的価格は2010年の27%から2020年には40%に上昇しており、電気自動車や自動運転車の増加に伴い、この数字はさらに上昇する可能性があります。 8 自動車メーカーが半導体の注文を再開した段階では、半導体メーカーはすでに他企業からの大量の受注を抱えていました。
各国政府の関与
米国ではバイデン政権が以下のような対策を講じています。
- サプライチェーンの100日以内の見直しを求める大統領令に署名
- 4月にホワイトハウスで半導体サミットを開催
- 半導体の研究開発に500億ドルを割り当てるChips for America法の推進
- 半導体の開発とサプライチェーンの構築に関して日本と協力することで合意
日本では安倍政権および菅政権が以下のような対策を講じています。
- TSMCと交渉し、日本に工場を誘致すべく6月に代表団を派遣
- 3月には台湾メーカーに対して半導体の代替生産で協力を要請
- ルネサスの工場火災を受け、機器メーカーに対してルネサス支援を呼びかけ
一方、韓国は以下のような対応を取っています。
- 車載用半導体の調達で韓国を訪れる出張者に対し、2週間の隔離を免除
- 車載用半導体サプライチェーンに携わる中核従業員に対するワクチン接種の推進
- 自動車業界および半導体業界を対象とした青瓦台サミットの開催
- より確実な半導体供給のための交渉で台湾に政府関係者を派遣
破壊的技術が半導体の長期的な成長を後押し
自動車産業
自動車業界の生産停止がメディアで大々的に取り上げられています。2021年の半導体不足で、自動車メーカーの売上高は610億ドル減少すると推定されています。 10 日本の自動車メーカーは、2021年上期だけで500,000台の生産中止を余儀なくされる可能性があります。 11 最近の車は、高性能ブレーキ、車載インフォテインメント、ステアリング装置に大量の半導体を必要としているため、半導体が揃わないと生産が簡単に止まってしまいます。一部の自動車メーカーは半導体なしで生産を続け、こうした重要部品の入荷を待つ間、仕掛品として在庫しています。
自動車メーカーの一時的な生産停止にもかかわらず、EV業界は前進を続けています。3月には、中国の小米科技が、EVの生産を開始するとの大胆かつ意欲的な計画を発表しました。同じく中国EVメーカーの上海蔚来汽車(NIO)は現在、2021年下期の欧州市場進出を準備中です。 上昇トレンドを捉えるポイント 12 EVはバッテリー、ドライブシステム、インフォテインメントシステムで大量に半導体を使用することから、EV業界の拡大は半導体企業にとって明るい材料となります。
ロボティクスとオートメーション
半導体メーカーの設備投資は増加傾向にあります。半導体工場の自動化のあり様を踏まえると、投資額の多くは工場に設置する産業用ロボットに向けられると考えられます。TSMCやサムスンなどの半導体企業は近年、自動化を推進すべく努力を重ねています。TSMCは2020年に世界初のウエハーの自動搬送システムを開発しました。このシステムは、ウエハーを倉庫のドックから工場まで安全に搬送するもので、これにより人間による重量物の取扱は95%削減されます。この自動化システムは2020年第1四半期に稼働を開始し、2021年末までには台湾の12インチGIGAFABのすべてで稼働する予定です 13 。2020年2月時点で、サムスンはピョンテク半導体工場第2ラインでRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入を開始しています。2月には6工程が自動化され、2020年上期中に12工程まで拡大する予定です 14 。こうしたイノベーションは、現在建設中のピョンテク半導体工場第3ラインでも導入される見通しです。
人工知能
人工知能(AI)や機械学習(ML)から得られた大量のデータセットを用いて分析情報を抽出するには、単純な分析作業を超えた強力な処理能力が必要になります。こうした処理能力は、半導体技術の進歩に大きく依存します。このため、AIやMLのニーズに特化した新たな半導体がここ数年で勢いを増しています。AIのニーズに適した半導体の事例として、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)と特定用途向け集積回路(ASIC)の2つを挙げることができます。 15 AIチップの市場規模は、2020年の推定101億4,000万ドルから、2027年までには8倍増の832億5,000万ドルへと拡大すると予測されています。 16
5GとIoT
5G技術のサービス開始計画はすでに半導体需要に大きな影響を与えています。5Gによって可能になるデータ転送速度の向上やレイテンシーの減少で、最先端半導体に対する需要が押し上げられるほか、IoTの成長も同時に進むことで、半導体需要はさらに後押しされると思われます。 17 半導体不足は短期的に5Gにとって逆風となる可能性があるものの、半導体メーカーの行動からは、こうした逆風は長くは続かないと考えていることが伺えます。このことは、TSMCが今後3年間の設備投資を1,000億ドルに増額すると決定したことからも明らかです。KPMGが2021年に実施した調査によると、半導体企業の53%は1~2年以内に5Gが収益の重要な柱になると考えており、19%は1年以内にそうなることもあり得ると見込んでいます。 18
その他の電子機器
半導体不足は、これまで自動車メーカーが最も大きく影響を受けてきましたが、程度の差こそあれ、その影響は他の産業にも及んでいます。半導体不足によって、2021年第2四半期のスマートフォン生産は5%減少すると見込まれています。 19 半導体不足を受け、アップルとサムスンは新型スマートフォンの発売を延期しました。一方、テレビや家庭用ゲーム機、さらには電化製品など、他の製品メーカーまでもが潜在的なリスクに不安を感じ始めています。半導体不足は副次的な産業にまで幅広く影響を及ぼしており、半導体がいたるところで使われていることが如実に示されています。
社内にチップ設計部門を持つ大手テック企業は、ニーズに合わせた特別仕様のチップの設計に注力しています。こうしたニーズの多くは、これまで述べてきた目的から生じたものです。アップルはタブレットやMacBook向けにM1チップシステムを、アマゾンはサーバー向けにGravitonチップを、GoogleはニューラルネットワークML向けにテンソル・プロセッシング・ユニット(TPU)を、アリババはIoTテクノロジー向けにXuanTie 910を開発しています。 20
国際的な影響
半導体産業の地理的な中心地は過去30年で変化しました。1990年当時の日本企業は集積回路の売上高で49%を占めるなど、日本はかつて市場を圧倒していました。2017年には、売上高シェアは7%まで低下し、その大部分は急成長を遂げる近隣諸国に移りました。 22 2020年に日本の当局者はTSMCに対し、日本国内に工場を建設するよう要請し、その結果、最終的に2021年にTSMCは日本の子会社向けに90億ドルを調達する決定を下しました。日本政府の国内回帰に向けた決意はどの程度か明らかではありません。
半導体不足や、その結果生じるサプライチェーンの変化の真の勝者は、イノベーションを追求する企業であると思われますが、実際にそうなる可能性は大いにあります。その理由は、半導体回路の集積密度は2年ごとに2倍になるとのムーアの法則が概ね正しいことが証明されているからです。「ムーアの法則を超える(More Than Moore)」イノベーションを目指す企業、つまり従来設計よりも効率性の高いチップ最適化の方法を開発した企業は、半導体業界の現状を打破する可能性を手にすることになります。
チャート機能
の設定ボタンから選択する、またはの各種編集ボタンからチャート表示設定ができます。
各項目の説明は下記をご確認ください。
設定可能機能
期間 | 設定値 | 1分/2分/3分/5分/10分/15分/30分/60分/日/週/月/カスタム設定(分) |
---|---|---|
描画 | ライン | 始点と終点を指定するラインが自由に引けます。 |
トレンドライン | 基準となる点を指定して直線を引きます。トレンドとなるラインを引くのに便利です。 | |
垂直線 | チャート上に垂直な線を引きます。時間軸を分けてチャートを見る場合に便利です。 | |
水平線 | チャート上に水平な線を引きます。高値・安値等の価格水準を見る場合に便利です。 | |
フィボナッチリトレースメント | フィボナッチ数列に基づく比率がチャートにも出現しやすいという考えを基に、フィボナッチ比率(61.8%,38.2%,50%など)に基づいた間隔で複数の水平線を一度に引きます。 トレンドの転換点の目安を予想する場合などに便利です。 | |
指標 | 一目均衡表 | 基準線・転換線・先行スパンA・先行スパンB・遅行スパンの5つの線を利用し今後の相場の方向性やシグナルの強弱を判断する、日本で考案されたテクニカル指標です。 |
RSI | 買われすぎか、売られすぎかを判断するためのテクニカル指標で、一般的に70~80%以上で買われすぎ、20~30%以下で売られすぎと判断されます。 | |
モメンタム | 相場の勢いや方向性を判断し、短期的な動きを判断するテクニカル指標です。 | |
オンバランスボリューム | 毎日の出来高をもとに相場の方向性を判断するテクニカル指標です。 | |
プライスボリュームトレンド | 前日終値の価格差と出来高の関係を数値化したテクニカル指標です。 出来高の全てではなく一部のみを加減算し、相場の行先を予測します。 | |
ボリンジャーバンド | 一定期間の値動きの標準偏差(シグマ=σ)を算出し、σ~3σでバンドを描画します。 値動きが激しくなるとバンド幅が拡大、値動きが小さくなるとバンド幅が縮小する傾向にあります。株価の勢いの変化や反転の目安、方向を見るテクニカル指標です。 | |
変化率 | 現在の株価と何日か前の株価の差を比率で表わすテクニカル指標です。 | |
ピボット(高値/安値) | 基準となる日の前後3本の足を参照し、基準日の高値が最も高い価格(安値が最も安い価格)となる場合に、点を描画します。 トレンドの転換点を見るためのテクニカル指標です。 | |
出来高平均 | 出来高の移動平均線です。 | |
加重移動平均 | 期間の終値を単に平均しただけの単純移動平均線に対して、加重移動平均線は、直近の価格に比重を置いているテクニカル指標です。 | |
移動平均線 | 上昇トレンドを捉えるポイント一定期間における終値の平均値を線で繋げたものです。大まかな動きや現在のトレンド分析、売買タイミングの参考として役立つテクニカル指標です。 | |
指数平滑移動平均 | 加重移動平均線よりももっと直近の株価に重きを置いて、素早く相場の変化を読み取ろうとする移動平均線です。 | |
移動線形回帰 | 株価の散らばりの合計を最小化する回帰直線を引きます。移動平均線よりもトレンドの転換点の判断を重視する場合に使われることが多い指標です。 | |
加重終値 | 加重終値は終値に加重をかけて高値・安値・終値を平均した値で線を描画します。移動平均線と加重終値の2つの線の交錯状況をもとに、相場の方向性を判断します。 | |
VWAP | VWAPは出来高加重平均価格で、期間内の約定価格で出来高の大きい価格に加重をかけて算出した平均価格をつなぐ線を描画します。 終値や単純な平均価格よりも実質的な取引価格の推移を見ることを目的に使われます。 | |
MACD | 短期の移動平均線と中長期の移動平均線を使用することで、相場の周期とタイミングを捉え、買いと売りを判断するテクニカル指標です。傾きからトレンドの方向性を見るといった活用方法にも使われます。 | |
アルーンインジケーター | 一定期間中の高値・安値の更新頻度をもとに相場の方向性を判断するテクニカル指標です。 | |
アルーンオシレーター | トレンドの強弱を示すテクニカル指標です。数値はー100からプラス100の間を推移し、0を起点としてプラスに推移するほど上昇トレンドが強く、マイナスに推移するほど下落トレンドが強いと判断します。 | |
ハル移動平均線 | 単純移動平均線で発生する遅延やダマシを少なくすることを目的にローソク足への追従を高める計算方法で算出した移動平均線です。 | |
アルティメットオシレーター | 3つの計算期間を用いて潜在的な売買の圧力を数値化し、相場の方向性を判断するテクニカル指標です。 | |
%R | オシレーター系指標の特徴である買われ過ぎ、売られすぎの水準をみるテクニカル指標です。 | |
3/10オシレーター | MACD指標の一種で、3/10オシレーターを反映した設定を使用したものです。 標準のMACDに3、10、16の数字を入力するだけで、3/10は単純な平均が使用されます。 | |
ADX | 相場のトレンドの強さを見るためのテクニカル指標です。上昇トレンドや下降トレンドであっても、トレンドが発生すれば上昇し、20~30を超えるとトレンドが強い状態を表します。相場が反転しトレンドが不明確な状態になると数値は低下します。 | |
ATR | 変動率(ボラティリティ)を表すテクニカル指標です。ATRが上昇することでボラティリティが高くなっていると判断し、ATRが下降することでボラティリティが低くなっていると判断します。 | |
CCI | 「相場には一定の周期がある」という考え方のもとに、上下動のサイクルを前提として、株価の売られすぎや買われすぎを判断するテクニカル指標です。 | |
DMI | 株価の方向性(トレンド)に着目し、ある一定期間内における値動きの方向性を数値で示すテクニカル指標です。 | |
エンベロープ | 移動平均線に対して一定の乖離を持つ伴線を引いて、バンド(帯域)を表示するテクニカル指標です。 | |
オーサムオシレーター | 「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」を判断するための転換点を判断するテクニカル指標です。 | |
ケルトナーチャネル | 移動平均に対し、値幅平均値を加減して引く3本のラインで構成されます。株価が上下のラインを超えると上下方向のトレンドが発生しているシグナルとして判断します。 | |
スローストキャス | 「買われすぎ」や「売られすぎ」を判断するためのテクニカル指標です。一般的には、「20%以下が買い」、「80%以上が売り」と言われています。 | |
チャイキンオシレーター | 出来高と価格の関係から、「買われすぎ」や「売られすぎ」を判断するためのテクニカル指標です。 | |
トレンド除去価格オシレーター(DPO) | 価格からトレンドを取り除くために使用されます。サイクルの高安範囲や典型的な期間を測定する方法として、単純移動平均に対しての過去の価格を測定します。 | |
ドンチャンチャネル | 設定した期間内の最高値と最安値をラインで表示します。上昇・下降トレンドを見分ける場合に使われます。 | |
パラボリックSAR | チャートの上または下に放物線のラインを表示するテクニカル指標で、主に相場のトレンド転換点を探る時に有効です。 | |
ファストストキャス | 相場の買われ過ぎ・売られ過ぎを判断する場合に使われるテクニカル指標です。相場の動きに素早く反応するため、短期売買向きです。 | |
フロア・トレーダー・ピボット | 日々の市場価格がある一定のポイント(P=ピボット値)を中心として上下に回転(振幅)するということを前提に、サポートやレジスタンスの値となる点を描画します。 | |
プライスオシレーター | 期間の異なる2つのEMA(指数平滑移動平均線)を差し引くことで算出されるテクニカル指標です。 | |
ボリュームオシレーター | 株価よりも出来高に注目したテクニカル指標です。株価が安値圏でボリュームオシレーターが上昇してきたら買いサインで、株価が高値圏になりながらボリュームオシレーターが下落してきたら売りサインとなります。 | |
ポラライズド・フラクタル・エフィシェンシー | 設定期間においてトレンドを判断するためのテクニカル指標です。 | |
マネーフロー | 株価と出来高の両方を用いた指標で、買われ過ぎ、売られ過ぎ相場を見極めるのに使われるテクニカル指標 | |
出来高ベースオシレーター(EOM) | 出来高と価格の関係に注目して買いシグナル、売りシグナルを判断するためのテクニカル指標です。 | |
同時線 | チャートのローソク足の胴体部分が横一文字になっているもののことで、始値と終値が同じ価格となったローソク足に点を描画します。 | |
数量変化率 | 選択した期間まで遡った以前の価格と現在値との比較を行います。現在値を以前の値で割り、パーセンテージで表示します。 | |
セッション (日本時間) | レギュラーセッションのみ | 23:30~翌朝6:00 (サマータイム 22:30~翌朝5:00) |
レギュラー+アフターマーケット | 23:30~翌朝6:00, 6:00~10:00 (サマータイム 22:30~翌朝5:00, 5:上昇トレンドを捉えるポイント 00~9:00) | |
レギュラー+プレ・アフターマーケット | 22:00~23:30, 23:30~翌朝6:00, 6:00~10:00 (サマータイム 21:00~22:30, 22:30~翌朝5:00, 5:00~9:00) | |
レギュラー+プレマーケット | 22:00~23:30, 23:30~翌朝6:00, 6:00~10:00 (サマータイム 21:00~22:30, 22:30~翌朝5:00) | |
チャート種別 | 4本値 | 始値、高値、安値、終値を一つの棒に表示 |
エリア | 指定期間の終値をつなげた線の下部を塗りつぶしたもの | |
ライン | 指定期間の終値をつなげた線で表示 | |
ローソク足 | 始値、高値、安値、終値をローソクの形で表示 | |
画面拡大・縮小 | 「+」「-」ボタンで操作 | |
スクロール | 「」ボタンで操作 |
指標設定方法
指標の設定画面で、追加したい指標を「選択可能な指標」よりご選択いただき、中央の矢印ボタンを押下します。「選択中の指標」に表示がうつりますので、右下の「OK」ボタンを押してください。
どのようにスイングトレードしていくか?ポイントはこれだ!
株価の動きは上がるか、下がるか、動かない(レンジ)のどれかです。 1日1回~数回の株価チェックで利益を積み上げるには、上がる、もしくは下がるトレンドを確り捉えて、トレンドに沿った取引をすることが重要になります。
レンジ相場を正確に捉えるのは難しく、取引回数が多くなることで手数料がその分かかってしまうし、レンジをブレイクした際には大きく動く場合が多いので思わぬ痛手を被る可能性が高いからです。 スイングトレードに慣れるまでは上昇・下落トレンドを捉えた取引を実行していきましょう。
トレンドを捉える為にテクニカル分析を着実に身に着けるべし!
③ エグジット:最初に決めたエグジット方針を必ず守るべし
株式投資を始めた人がやりがちな失敗が二つあります。
ひとつ目は、損切ができずにずるずると損失が大きくなり、結局は大きく損を出した所で手じまわなければならなくなること。
ふたつ目は、特に理由もない中で、損をしてしまうのが怖いからと少しの利益で利食いしてしまうことです。損大利小というやつですね。
そうならない為にも、 エントリーした際に決めたエグジット方針を確りと守ることが大切です。
エグジットのタイミングはいつか、それはエントリーの逆の時が基本
エントリー時に利食い、損切りポイントを決め、慣れてきたらトレンドの変化に合わせて水準を変えよう
先にも述べましたが、最初に利食い、損切りポイントを決めましょう。始めのうちは利食い、損切りポイントを絶対値で決めてしまってもいいと思います。 慣れてきたらトレンドラインを引いて、それの上下に利食い、損切りを置くなど水準ではなくトレンドに合わせた方針にしていきましょう。
更に、利食い、損切のポイントまで届かずに、新たなトレンドラインが出た時などは、トレンドライン自体を変更してもいいでしょう。
繰り返しになりますが、重要なのはここで決めた利食い、損切り方針を守ることです。
せっかく方針を決めたのに、怖いからと言って上下のトレンドラインの真ん中くらいに位置するのに利食い、損切りをしてしまうなんてもっての他です。確りと方針に沿いましょう。
では、次に具体的な取引例を見てみましょう。
ここではトヨタ自動車株式会社の株価を例に5日移動平均線と25日移動平均線、トレンドラインを用いてトレンドの具体的な見方、取引方法を実際にみていきます。
2018/08/24〜2018/11/09
上の期間のローソク足の株価に5日移動平均線と25日移動平均線を足した図
上図は株価に5日移動平均線、25日移動平均線、上下トレンドラインを引いたものです。
11月9日にゴールデンクロスを形成したので、 上昇トレンドを捉えるポイント 終値6,696円 でエントリーします。 前日の株価チェック時にいくらになればゴールデンクロスを形成するのかを把握しておき、それ以上の水準であれば大引けで買う注文を入れておきました。
エグジットの方針として、益出はレジスタンスライン ※3 の上抜け、損切はデッドクロス形成、もしくはサポートライン ※4 の割り込みとしておきます。 上昇トレンドを捉えるポイント 上昇トレンドを捉えるポイント 絶対水準で決めるとすれば、 益出絶対ライン7,000 、 損切絶対ライン6,450 を設定(トレンドライン上抜け、下抜け)します。
※3 レジスタンスライン:相場がその水準を維持し、それ以上は上昇しないと想定される水準。
※4 サポートライン:相場がその水準を維持し、それ以上は下落しないと想定される水準。
2018/08/24〜2018/11/28
上の期間のローソク足の株価に5日移動平均線と25日移動平均線を足した図
当初の方針の益出し、損切りラインにつかず、新たな上昇トレンドが見えたのでトレンドラインを変更しました。
2018/08/24〜2018/11/30
上の期間のローソク足の株価に5日移動平均線と25日移動平均線を足した図
11月30日にサポートラインの下抜け位置に来たので売却、6803円でエグジットできました。利益としては、 6,803円-6,696円=107円の利益、約1.6%の上昇 を得られたわけです。
ポイントさえ押さえておけば、初心者の方でも損しない投資が始められる気がしませんか?
ここで、豆知識
実は、ローソク足を発明したのは日本人!?
チャートを見るときによく使われる表示方法としてローソク足で値動きを表示することが多いかと思いますが、そのローソク足を発明したのは本間宗久という日本人だと言われています。 上昇トレンドを捉えるポイント
江戸時代、米相場の投資を行っていた人物で、酒田五法と呼ばれるテクニカル分析も考案したともいわれています。
因みに、巨万の富を築いた本間宗久ですが、一度は破産に追い込まれています。色々な試行錯誤をしながら相場を必死に分析し、ローソク足や酒田五法といったテクニカル分析を生み出したのでしょう。
このような先人達の知恵が詰まったテクニカル分析を確りと学んで、利益を積み上げていきましょう!(本間宗久に纏わる話は諸説あります)
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ポイント&フィギュア(P&F)の見方・使い方【テクニカル指標・トレンド系】
テクニカル指標・チャート分析
ポイント&フィギュアとは?
point and figureは直訳すると「点と図形」という意味があります。
かんたんに言うと、◯と✕で値動きを表して相場のトレンドを判断していきます。
ポイント&フィギュアの書き方を知ろう!
- * 終値で記述する。 上昇トレンドを捉えるポイント
- 価格が上昇したら「✕」、下落したら「◯」で表す。
- あらかじめ決めた値幅を1ポイントとして1枠に書いていく。(例えば10pips)
- 1列には◯、✕のどちらか一方のみを、3枠以上書く。
- 価格が反対方向に3枠以上動いたら、次の列に移動する。(3枠反転という。)
- 転換後の1枠目を空けて記入する。
ポイント&フィギュアの特徴と使い方
- ローソク足よりも単純に描かれるため、上昇(下降)トレンドが判断しやすい。
- ローソク足よりも長期間が表示されるので、全体を見渡して分析できる。
- 細かい値動きを考慮しなくていいので、大きな波を捉えやすい。
- 時間の要素がないため、価格変動が分かりやすくダマシが少ない。
- トレンドライン分析、パターン分析、カウンティング分析の3つの分析のやり方がある。
ポイント&フィギュアのトレンドライン分析
①コーエン方式
参考チャート:ゴールデンウェイ・ジャパン MT4 (P&FはCute Point and Figureを使用)[米ドル/円 日足 2015年9月〜12月頃]
②シュリッガー方式
参考チャート:GMOクリック証券 [米ドル/円 30分足 2016年6月下旬頃]
ポイント&フィギュアのパターン分析
ダブルトップ、ダブルボトム
天井でMの形状がポイントです。
前回の安値をブレイクしたら売りサインとなります。
大底でWの形状がポイントです。
前回の高値をブレイクしたら買いサインとなります。
トリプルトップ、トリプルボトム
天井で3つの山がポイントです。
最初の山をブレイクしたら売りサインとなります。
大底で3つの谷がポイントです。
最初の谷をブレイクしたら買いサインとなります。
幅の広いトリプルトップ、幅の広いトリプルボトム
幅の広いトリプルトップです。
幅の広いトリプルボトムです。
上昇三角型(ブルトレンド、ベアトレンド)
下値が切り上がっているとき、レジスタンスラインを上抜いて買いサインとなります。
上値が切り下がっているとき、サポートを下抜いて売りサインとなります。
三角保ち合い型(ペナント型)
三角保ち合いで上抜けたら買いサインとなります。
三角保ち合いで下抜けたら売りサインとなります。
逆転型(フラッグ型)
下降トレンドから上昇への転換を示します。
上昇トレンドから下降トレンドへの転換を示します。
末広がり型(逆ペナント型)
保ち合いから拡大し、上放れしたら買いサインとなります。
保ち合いから拡大し、下放れしたら売りサインとなります。
カタパルト型
上昇相場で、上値をさらに抜いてきたら強いトレンドと判断して買いサイン。
下降相場で、下値をさらに抜いてきたら強いトレンドと判断して売りサイン。
株式投資はチャートを読み取れば簡単!
上昇トレンドを捉えるポイント
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